旅のはじまりから、心動く喜びや体験を


日本の匠との共創により、「MAZDA JOURNEY」としてクルマとの旅の時間を豊かにするボストンバッグとブランケットを製作しました。
長く愛せるものづくりを目指し、職人の手で丁寧に生み出されるこだわりの背景をご覧ください。

 

    FUJITAKA
    -BOSTON BAG-

  • FUJITAKA-会社


    FUJITAKAは1941年大阪府で創業し、以来80年に亘って技術を大切に継承している、職人の技術とデザイナーの感性が融合した日本の美意識を感じるブランドです。 社内一貫工程による柔軟できめ細やかなものづくりと、色使いやアクセント表現の豊かさが魅力です。伝統を継承してきた一流の職人が心を込めて、ひとつひとつの鞄を丁寧に製作しています。

 

  • フジタカ1

    細部にいたるこだわり


    精度ある佇まいは途方もない手間暇と職人の細部へのこだわりから生まれます。それを代表するのが革のコバ塗りと割り漉きの工程です。コバの処理では耐久性と美しさを追求し、1パーツにつき最低4回以上の塗り工程を重ねています。1辺1辺塗る毎に乾かし、磨きをかけ、また塗り、という工程を数十種にもおよぶパーツに施していきます。

    割り漉きでは形状への影響を綿密に計算し、革の淵を削ぎ落すことで縫い合わせた後の革同士の厚み、形状をコントロールしています。FUJITAKAではこの工程に特にこだわっていて、仕上がりの美しさはもちろん軽量化にも貢献しています。

    そこまでやるのか、という域までのこだわりが丈夫で美しい鞄を生み出すのです。 

                                                                                   〈左上右上〉およそ40以上にもなるパーツを1辺1辺塗り重ね、磨いていく。
    〈左下右下〉パーツから斜めに不要な部分を削ぎ落した様子。カット面は平面ではなく場所によっては傾斜をかけて落す。均一に削ぎ落すのにも熟練の技が必要となる。 


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  • フジタカ2

    ”見えない部分に宿る職人の技”


    鞄の心臓とも言えるのが、芯材です。鞄全体の佇まいや風合い、耐久性を決めるのに重要な役割を担います。表からは見えませんが、ひとつの鞄でも数種類の芯材を部分的に組み合わせて作り上げます。

    今回CX-60のシートレザーを鞄に仕上げるため、何種類もの芯材の組み合わせを試行錯誤しながら、最善な素材選定と配置を行いました。特にレザーの艶を生かすハリ感の表現と、サイドの皺を軽減しながら耐久性を出していく部分にこだわりました。

    表素材との相性に合わせた複雑な芯材選択には、長年培われてきたノウハウが活かされています。

    〈左上右上〉最終仕様の鞄と縫製前の裏側の様子。数種類の芯材が張り分けられている。
    〈左下右下〉使用による負荷なども検証しながら、素材に対して最適な芯材を選定していく。

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  • フジタカ3

    ”マツダデザインとの共創”


    これら匠の技とマツダデザインが共鳴し、クルマのデザインとも共通する生命観と品格を持った鞄が生まれました。ナッパレザーのマットな艶を生かしたハリのあるフォルムとつくりこみを感じるステッチ表現、そして鞄の顔ともいえる「モモ」(持ち手の付け根)の形と立体感には特にこだわりました。

    さらに、自動車メーカーらしい機能性も織り込んでいます。CX-60で使用している自動車用レザーを採用し、軽量でしなやかであることはもちろん、大容量のコンパートメントをバッグ背面の下方につけています。ドライビングシューズやゴルフシューズなどを収納することができ、様々なシーンでのパートナーとなってほしいという、デザイナーのこだわりが込められています。

    〈左上〉鞄サイドのステッチはドイツ製アドラー社の特殊な日本針ミシンを使用し太番手の糸で丁寧に縫い上げている。
    〈左下〉鞄の顔になる「モモ」は形状と共に立体感や、ステッチの凹凸感に至るまで何度も検討を重ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 


  • フジタカ4

    ”長く愛せる旅の相棒に”


    今回FUJITAKAの職人たちの中でも「FUJITAKA GALLERY」という職人の技を凝らした特別ラインを手掛けるチームがメインとなって開発に携わりました。

    丹精込めて作られた鞄がクルマと共に準備からもワクワクするような豊かな旅のパートナーとなることを願っています。

    〈左から〉マツダ株式会社 木村(デザイナー)  FUIITAKA 和地氏(職人) 池田氏(デザイナー) 槇山氏(職人) 清水氏(生産管理) 

     

     

     

     

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    日の出毛織
    - BLANKET-

    • 日の出毛織 会社


      日の出毛織は、日本の一大毛布産地「大阪・泉大津」で1968年に創業し、1993年に日本初のオーガニックコットンブランケットの開発に成功した毛布メーカーです。「関わるすべての人と地球にぬくもりを」を企業理念としており、フェアトレードやSDGsに配慮した製品を中心に、一日に十数枚しかつくれない、柔らかな風合いをもつ商品を、創業当時からある昔ながらの織機を使い、丁寧につくり続けています。

     

     

    • 日出1

      ”職人の技で生まれる驚きの肌触り”


      1枚のブランケットが出来るまでには、「染め」「織り」「洗い」「乾燥」「起毛」「シャーリング」「縫製」といったいくつもの工程を踏む必要があります。それぞれに専任の職人がおり、専門を深めながら分業体制を取っています。 特にブランケットの制作で重要なのが、「起毛」工程です。細かな鉤針がついた特殊な機械に生地を巻き込み、毛羽立たせることで、ふんわりとした柔らかな質感を作っていきます。 職人が長年培ってきた目・手の感覚で、適切な起毛状態になるように、何度も何度も機械にかけていき、理想の風合いを目指します。

      〈左上右上〉起毛機にかけている様子。
      〈左下〉一回起毛をかけた状態。まだ織り柄がしっかり見える。
      〈右下〉起毛前の生地と起毛後の生地の比較。信じられないくらい表情が変化する。

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    • 日出2

      ”オーガニックコットンへのこだわり”


      「いつまでもきれいな海で、趣味である海釣りをしたい」と願っていた日の出毛織の2代目は、自分の仕事において何か環境のためにできることは無いかと考えていました。そんなある日、「海外には農薬や化学肥料などを一切使わずに育てたオーガニックコットンがある」という話を耳にしました。これが日の出毛織のオーガニックコットン採用の始まりです。約30年ほど前、まだ日本ではオーガニックコットンの存在が知られていなかった時代に、ノウハウがない状態で加工業者さんと試行錯誤を重ね、1年がかりで日本初のオーガニックコットン毛布の製造に成功しました。 素材の選定だけではなく、織りの後の「洗い」の工程でも「マルセル石鹸」と呼ばれるオリーブオイル由来の石鹸を使用し、その他の商品と混ざらないように注意するなど、オーガニックコットン使用へのこだわりを守っています。 勿論、縁のかがり糸もオーガニックの糸を使用しているので、オーガニックコットン100%のブランケットになっています。
      今回のマツダとの共創で生まれた商品は全3色で、ピュアホワイトはオーガニックコットンそのものの色を使用しています。それ以外の色は化学染料で染色していますが、安心な染料を使っています。

      〈写真〉同社で取り扱っている生成りの白いオーガニックコットンは畑から紡績工場までが審査対象の、EU基準に基づき審査を行うスイスの認証機関 『bio.inspecta(バイオ インスペクタ)』や、世界的にオーガニックの主要認定機関であるオランダの『control-union(コントロールユニオン)』の認証を取得したものになります。

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    • 日出3

      ”マツダデザインとの共創”


      デザイナーがアイディアを練り、自動車メーカーならではの商品に仕立て上げました。第一に考えたのは、車両のデザインとの親和性です。シートで採用したスエード素材を使用し、クッションカバーを制作しました。 商品全体をCX-60の内装色でコーディネートすることで、統一感の取れたデザインになりました。これにより、クルマの中に常に置いておける見た目と機能性を両立させることができています。またブランケット生地は、立体感が出やすいヘリンボーン柄を採用し、織り工程の仕事の丁寧さと風合いをを感じ取っていただけるデザインになっています。ぜひ手に取ってお確かめください。

     

     

     

     

     

     

     


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    • 日出4

      ”様々な旅のシーンで寄り添う商品に”


      オーガニックコットンで作られた毛布は、肌が繊細な赤ちゃんはもちろん、アレルギーをお持ちの方でも安心して使える商品です。また吸水性と通気性が高いので、寒い冬だけでなく、少し肌寒い春先や秋口、避暑地など四季を通して様々なシーンで使っていただけます。コットンブランケットでしか感じることのできない風合いが、家族の旅のシーンに上質な安らぎを与え、豊かな時間を生み出してくれることを願っています。

      〈左から〉日の出毛織代表 藤原氏 、マツダ株式会社寺島(デザイナー)

       

       

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      BOSTON BAG

      COLLABORATES WITH FUJITAKA

      • ボストンバッグ

        心躍る、旅のパートナー


        マツダデザインのこだわりと日本の職人の技が融合した、旅に最適なボストンバッグです。CX-60のシートレザーを使用し、しなやかで軽量なバッグに仕上げました。アクセントにマツダオリジナルのステッチを採用するなど、細部までこだわっています。 底面にはシューズを収納できるコンパートメントポケットもつけるなど、愛車との旅を楽しんでいただけるよう機能性も充実させました。


      CUSHION BLANKET

      COLLABORATES WITH HINODE-KEORI

      • クッション&ブランケット

        ドライブシーンに寄り添う柔らかなぬくもり


        人と地球にやさしいオーガニックコットンを使用し、時間をかけて丁寧に織りあげました。カバーに収納することでクッションとしてもお使いいただけます。クッションカバーはマツダ車のインテリアに採用されている素材を使用し、クルマとのコーディネーションも楽しんでいただけるようデザインしました。