MAZDA SPIRIT RACING DRIVING-STORY

MAZDA SPIRIT RACING 「DRIVING」第二弾として、ドライビングシューズの販売を開始します。
本アイテムは2021年にミズノ株式会社と協業し、Makuakeで販売した「ドライビングシューズ」をベースにしており、
一部デザインを変更した MAZDA SPIRIT RACING モデルになっております。
発売に向けて取り組んできた裏側の制作ストーリーを紹介します。

クルマと通じ合う新体験

人の動きを研究し人と用具の調和を追求するミズノが、クルマづくりのプロであるマツダとともに、ドライバーを研究し、ドライバーをサポートするシューズを生み出しました。足首の動きのアシストとダイレクトなペダルフィールにより、スムーズなペダル操作をサポートするシューズは、より深い「人馬一体」感を提供します。

デザインのこだわり

美しいフォルムと機能を見事に融合させたデザインをそのままに、MAZDA SPIRIT RACINGの独自の世界観を余すことなく楽しめるよう、一層の上質さとスポーティさを追求したデザインへと変更しました。特に、ロゴマークについては、金属パーツとの調和を最大限に引き出すため、箔押しの技法を駆使して仕上げました。この箔押しによって、上品な質感が一層引き立ち、製品の独自性と品格を際立たせています。また、ホールド感を表現する為に、踵からベルトにかけての部分を大胆にブラックレザーで切り替えることで、スポーティーな印象を際立たせました。さらに、難易度の高いブルーグレーについては、細部までこだわり抜いた調整を行うために、ミズノ株式会社や革工場へ赴き、専門家とともに色を作りこみました。その結果、深みと立体感に富んだブルーグレーが実現され、製品全体に高いクオリティと洗練された美しさを醸し出しています。

特別仕様パッケージのこだわり

デザインに対する深いこだわりと高品質な仕上がりをパッケージでも追求しました。マットブラックをベースに、ソリッドなライトグレーでMAZDA SPIRIT RACINGのロゴをダイナミックに配置した特別仕様になっています。このパッケージと同封するしおりを通じて、MAZDA SPIRIT RACINGの世界観と高い品質をご体感ください。

おわりに：発売に寄せて

前回のドライビングシューズの販売から約2年が経ち、遂に第二弾のご提供が実現いたしました。皆様方の温かいご支援とご声援が、今回の新たな展開を可能にしましたこと、心より御礼申し上げます。これからも、我々はお客様のご期待に添えるよう、より一層努力してまいります。新たなドライビングシューズと共に、より素敵なドライビンググライフをお楽しみいただければ幸いです。

ヨークス株式会社との協業

ヨークス株式会社は、1949年に創業した手袋専業メーカーです。2008年頃よりアルタクラッセというドライビンググローブの自社ブランドを立ち上げました。「最高級、高貴、ハイデザイン」を兼ね備えた手袋を目指しており、滑らかな質感で肌さわりの良い「イタリーシープ」を採用しています。細部に至るまできめ細やかに仕立てられる縫製技術の高さが強みのメーカーです。ドライビンググローブの制作にあたり「上質さ」、「フィッテイングの良さ」を求めていたマツダは、その質と技術の高さに感銘を受け、今回の協業に至りました。

マツダらしさの模索とこだわり

確立されているドライビンググローブの様式美は踏襲しつつ、マツダらしいデザインエッセンスをどこかに織り込みたいと考えました。CGベースで検討するもうまくいかず、部内にいる匠モデラーと共創し、本物の素材を使った実寸大のモックアップと、クラフトマンシップが感じられる縫製サンプルを制作しました。様々な検討を行っていく中で、手の甲側のパイピングの上に赤い革を小面積で巻き、アクセントにする案を思い付きました。シンプルながらも目を引くひと手間かかった処理です。このアクセントはグローブのセンターに配置することで、マツダが大切にしている「人間中心」の思想を表現しています。さらにベルト部分には特別感を出す「革の編み込み意匠」を入れています。これは匠モデラーから提案のあった意匠で、デザイナーも非常に魅力的に感じていたのものです。当初は色のコントラストを付けた提案でしたが、主役の赤色を引き立てる為に控えめな色使いにし、技術の高さを魅せるアクセントとしました。そしてベルトのスナップボタンは、MAZDA SPIRIT RACINGのロゴを入れた特注品です。さらにフルフィンガーモデルは人差し指の部分には、MAZDA SPIRIT RACINGの文字を入れています。

機能とデザインの調和

機能面では「素手よりも運転しやすくなるグローブ」をテーマに掲げ、ステアリングと接する手のひら側に機能表現を織り込んでいます。たどり着いたのは表皮自体にエンボスを施し質感の差をつける加工です。この差がグリップ感を高めステアリングの操作性を向上させます。エンボスのデザインは細い斜線にすることで、すっきりとした印象になり全体と調和します。位置やサイズも、社内のテストドライバーの試着走行の結果を受け何度も調整をかけました。また、手のひら側は２列のパーフォレーション加工を施すことで通気性を向上し、快適性を確保しています。

おわりに：発売に寄せて

2021年秋頃に企画を開始し、2022年4月に開催されたイベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2022」や「MAZDA FAN FESTA2022 IN OKAYAMA」で試作品をお披露目しました。各会場でご期待のお言葉を頂き、それを励みにして開発に取り組んで参りました。普段のドライブはもちろん、防寒用としても使用していただけます。ウッドステアリング、レザーステアリングを問わず様々な方に楽しんでいただきたいと思っております。是非このグローブをお供に、素敵なドライビンググライフを楽しんでください！