【マツダコレクションマガジン】
商品開発レポート:ユーノスロードスターモデルカーセット#4
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今回の#4ではボディーカラーの再現についてご紹介させていただきます。
モデルカーにとってボディーカラーは造形と並び重要な再現ポイントです。
忠実だからと実車の塗料をそのまま塗布しても同じ印象に仕上がるとは限りません。
実車とモデルカーでは素材、塗装設備、縮尺等の違いにより実車の塗装を塗布しても、色ズレや印象の違いが生じるため、基本的に模型用に調合した塗料を使用しています。
光の反射と発色の2層構造を持つ「匠塗 – TAKUMINURI –」ソウルレッドプレミアムメタリック色のモデルカーでは発色の調整に加え、反射層を高輝度に仕上げ、暗い屋内でも太陽光下で見るリアルな赤の発色や透明感に近づけています。
さて、開発中の「ロードスターモデルカーセット」は旧車特有の難しさがあります。
残存する実車や開発当時の塗装見本(マスター)は30年以上経過しており劣化は否めまません。
そこで私達は正確な「発売当時」のボディーカラーを再現するため、色見本(マスター)を新調しました。
「ボディーカラーも車の造形の一部」というマツダのデザイン哲学を尊守し、まじめなモノづくりに挑戦して参ります。
◆新調した色見本(マスター)

同一見本を製造元と共有し試作に入ります。
1種あたり2~4色のパターンから最適な1色を選択します。
◆サンプルチェック事例

ボディーカラーチェック
輝度・彩度を所定の光源下でチェックし最適な1つを選択します。
カラーによっては複数の光源で確認します。

幌・シートチェック
オープンカーでは 目立つ幌やシートはボディーカラーと同一基準で丁寧に確認を行います。
幌の艶消しは決定に悩む部品の一つです。
◆着色確認事例

ハイライトチェック
ボディー側面の濃淡や色の移ろいを複数の光源で確認します。

最終チェック
量産前に窓ガラスやホイールを組付けた状態で色ムラ、透明感、艶感を確認します。
今後も開発状況のご紹介や特別な情報の発表をさせていただきますので、#5以降もご期待ください!
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